―昼休み―




橘:
「……………」


いつものオレなら、この時間帯は寝てるんだが……


橘:
(クソッ……何だってんだ!!??)


なーんか……

調子が出ないな……

そんなことを考えていると……


桑田:
「た…橘くん……!!!!」

橘:
「ん………??」


[桑田一美]が話しかけてきた。


橘:
「何だ……??」

桑田:
「珍しいね……いつも寝てるのに……」


悪かったな……


橘:
「何の用だよ……??」

桑田:
「ッ……うん……お客さんが来てるよ……」


客……??

誰だ……??


桑田:
「二年生の先輩だよ……今、廊下にいる……」

橘:
「……わかった……」


オレが立ち上がろうした時……


桑田:
「橘くん……??」

橘:
「あぁ……??」



桑田は俯きながら、ボソボソとした口調で言った。



桑田:
「サクのことで……何か知ってることない……??」

橘:
「ッ!!!!????」



桜庭……!!??



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