「お母さん………今日も――――なの?」

え?何?
何て言ったの私?


「そうよ………今日はお父さんともなの……――――は従わなきゃ」


聞こえない……
何なの!!?


「優美も行きたい…」


お母さんは苦笑いをした。

「優美はまだ、ダメ………お父さん行きましょう。………薫よろしくね?」


か、薫?


「「行ってくるね」」


私は何かを覚った。
もう帰ってこない気がする………


「お母さんっっっ!!!!!!!お父さんっっっ!!!!!!!」


ガッチャン―――


「置いてかないでぇぇぇ!!!!!!!」
「優美………優美!!!」


薫は私の腕を必死に握って抑えていた。


だけど、お母さんとお父さんは遠ざかっていく………