「お前ら4人は代表者だから今日残ってどんな喫茶店にするか考えてから帰れよ」




授業終わりのチャイムが鳴ると同時に

先生がそんなことを言い出した。



……もしかしてこれから文化祭まで

ずっと隼人と仕事出来るの?


そんな期待が心を揺らす。




「一緒に帰れないじゃん!」




教室から聞こえてきた言葉に

あたしが振り返ると

1人の女子が悲しそうな顔をしていた。


隼人の彼女、

小谷沙織(こたにさおり)。