ケータイ小説 野いちご

素敵すぎる上司

私の家庭事情

お酒が嫌いというのは実は嘘で、むしろ好きな方かもしれない。


飲み会に参加しない本当の理由は2つあるけど、それはゆかりちゃんにも言っていない私だけの秘密。



「ただいま……」


「お姉ちゃん、お帰り」


家に帰ると妹の郁美が出迎えてくれた。郁美はこの春で高校3年になる。


「お姉ちゃん、今夜も行くんだよね?」


「もちろん行くわよ。どうして?」


「やっぱり私が働こうと思うの」


「何言ってるのよ! そんな事、絶対ダメよ」


「学校にばれないようにするから……」


郁美は前にアルバイトが学校にばれて、私が学校に呼び出された事があった。


『アルバイトは校則違反です。すぐに止めさせてください。
今回は処分を保留しますが、もしまた同じ事をしたら、退学も有り得ますので気を付けてください』


と、その時は先生からきつく言い渡されてしまった。


< 6/ 217 >