ある時、とあるお城に一人の魔王がいました。 魔王は豪華絢爛のお城で贅沢三昧の日々を送っていましたが、変化のない毎日に嫌気がさしていました。 「何か面白いことはないものか……」 玉座に座り、ワイングラスを片手に考えます。 数分後。 「そうだ」 何か思いついたらしい魔王は家来の遥を呼び寄せていいました。 「城下町に立て札を立ててくれないかな?」