....って、あんた誰よ!?」


私の目の前にあったのは....




"床"と


"人"。




私はまるで魚のように口を開けたままパクパクさせていた。





もちろん部屋の床が見える位に綺麗になっていたことには驚いたが、


それ以上に私の部屋に誰か居る事に言葉を失ったのだ。




「あ、あんた...誰よ?」


するとその男は何食わぬ顔で私を見て、



「あぁ?猫だ」



と、そう答える。



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.....ああ。分かった。


これは夢か。




なんだ、夢じゃん。


だって私の部屋に誰かいるわけないし、



それに部屋が綺麗になってるとか、



ありえんよね...―――――――