家に帰ると、部屋が真っ暗だった。


猫男はまだ帰ってきてないようだ。


―――いつもならとっくに帰ってきてて、「飯」ってうるさい頃なのに...




リビングに入ると、


机の上にたくさんのカードが散らばっていた。


「うわ...」




本当に数え切れないほど。

何十...いや、もっと。




―――猫男が来てから、こんな風に何かが散らかったことは無かったのに...


どうして今日はこんなに散らかってるんだろう...?





―――こんなに汚れてちゃ、ご飯が運べないし...


.....片付けようか。





片付けるって言っても、何かに入れるだけ。





帰ってきたら、「うわ!この入れ方何!?...ってかお前が.....片付けたのか」とかって騒いでそう。


ちょっと猫男の行動パターンが読めたことに"フフフ"と声がでる。




このカード、何処に入れようかな...



ビニール袋?...いや、確実に怒られるわぁ


缶?...こんなに入らないか。



―――――じゃあ.....