「ハイ。ジャア、1333年ニ滅亡シタ幕府ハ、ナンデスカ.....」



「菅ちゃん、どうしたの?」




「ウ、ううん。ナンでもないよ」


「それで、1333年には――――――



―――――――――
――――――
―――

「菅さん、今日は一体どうしたんですか?朝からおかしいですよ」



「.....大丈夫です」


「調子が悪いなら抜けていいから」



「はい。すみません」




朝あんな事があってから私がおかしい。




.....熱?


手をおでこに当ててみる。

.....熱じゃ...、ないか。





―――「菅さん、朝の事は...「ごめん、今ちょっと忙しいから」」




今日、加賀君に話しかけられることが何回かあった。


でも何となく気まずい。




ちょっと避けちゃったりするけど.....

明日からはいつもの菅 依月に戻るから...。




―――ごめんね...加賀君........