それからしばらくは、やっぱりレツと気まずい日々が続いた。


あっちが私に話しかけてくるなんてもともとなかったから

私が話しかけないかぎり、私達の中に会話はないわけで


一緒にいるハルマが一番居ずらいんだろうなと思ったら申し訳なくなった。



たまにくるツカサは私とレツをみて、『意地っ張りどうしケンカしてろ』って呆れたように笑ってたから


「意地なんて張ってない!!」って大きな声を出したらレツに小さく舌打ちをされたからまたイライラした。



こんなんだから私はすっかり忘れていた

自分の存在価値を


レツやハルマやツカサ
風神の皆と過ごす時間が増えれば増えるほど


どんどん色々な感情が出てきて忘れていた




私の未来には孤独しかないって事を…