「お前くつは?」 「え?靴」 眉間にシワを寄せるレツに、もうすっかり靴の存在を忘れていた私 「履いてくるのわすれた、」 まぁ実際履いてくるの忘れたというより、履くヒマなんてなかった。 レツは痛々しい私の足を見ると、チッと舌打ちをして私をお姫様だっこした。 「え…ちょっと!!!」 さすがにこれは恥ずかしいんですけど!! めっちゃ恥ずかしいんですけど!!! そんなのお構い無しに公園を出るレツ