こんなはずじゃな
かった。

思い通りに全てが
運ぶ筈だった。

「夢は、なに?」
家庭が恋しい…

家族に会いたい…
あの時に戻って、
もう1度だけ、夢
を見られたらどん
なに楽しいだろう
朝も昼もない…

もちろん夜だって…
くたびれたシルク
の下着姿には、も
う飽き飽きだ。煙
草臭い、この部屋
もウンザリ

長い旅にでよう…
そう、楽園に行け
る…