「ちょっと!どこ行くのよ!!」



学校から帰ろうとした時に、春也とか言った子に行く手を阻まれた。


は!?って思って前を見ると、男三人。


はい、無理ー。


逆らえる事も出来ず、あたしはどこに行くかも分からない連中と一緒に校門で待つ事になった。


すると一人、背の高い男の子があたしの顔を覗き込みながら言った。



「俺、翼って言うんだ」



翼くんは、ニコニコと大人っぽい笑顔を見せて、あたしに言った。