――今日は、キラキラのお日様の日だ。


 空気がつめたくて、空の青が綺麗で、晴れた冬の朝は大好きだ。
 頬を撫でる、空気のつめたさが心地良い。はぁっと吐いた息の白さに、子供の様にテンションが上がってしまう。

 あ、クロちゃんだ。
 クロネコちゃん。
 私の親友。
 クロちゃんの黒髪のボブカットが、朝日に透けてキラキラしていて、私は嬉しくなる。

「クロちゃんおっはよぉ!」

「あ。ウサちゃん。おはよう」

「良い天気だね! ホント気持ちいい」

 クロちゃんが、にっこり笑う。

「オーッス」

 後ろからやって来たオオカミによって、私の爽やかな朝が終わった。っていうか、鞄をぶつけてくるなバカ。

「クロネコ、今日もチビッコだな~」

 いつもの様に、クロちゃんの頭を撫でるオオカミ。


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