ケータイ小説 野いちご

地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ

*第七章*
†狂い出す歯車

――杏樹Side――


じいちゃんの治癒術のおかげで、体調不良は完治。

じいちゃんいわく……あたしがぶっ倒れたのは、呪詛を掛けられたから。

木曜日の夜中にあったことを話すと、そう告げられた。

え――…しっかりお説教も受けましたけどね。




そして、週末が明けて月曜日。


じいちゃんに治してもらってから、急いで東雲へ戻ったのが日曜日の夕方。

2日間看病をしてくれた陸に、お礼を言った。


「……たまには、熱出しても良いぞ」

「は?」

「色んな杏が見れるからな」


意味不明なことを言われて、首を傾げた。

看病してもらった2日間のことを、あたしは覚えていない。


「………あんなにチワワだったのにな…」


理解出来ない陸の言葉に、首をもっと傾げながら…陸にたっぷりとお別れのちゅーをしてもらって、帰って来た。

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