ケータイ小説 野いちご

地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ

*第六章*
†頼れない

――陸Side――


深夜2時近く―――…。

パソコンデスクの明かりのみで、明日の会議の書類に目を通す。


「…フーッ………」


やることが多過ぎる。

明日は、重役達も出席するので…気が抜けない。


「杏に会えば……楽勝なんだけどな…」


杏の顔を見たら、精神が落ち着くんだが―――…。

土日にしか、会えねぇから無理だな。



携帯を見る。

今日のメールには、夕飯で作ったのか……得意な和食料理の写メが送られてきた。


「……美味そう……」


何度も食べているから、杏の味は、わかるんだが…見たら、食べたくなる。

この前は、食事を作る時間がなかったため…食べてない。


「…今度…作らせるか…」


テキパキと料理する杏の姿を思い出して、フッと笑みをこぼした。

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