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――陸Side――


―――8時00分


「杏。」

「ん……」


名前を呼ぶ声と、長い睫毛が震え…僅かに目が開かれる。


「おはよ…」

「…はよ」


目を合わせると、微笑んだ。


「陸…ギューして」

「ん…」


白い肌を胸に抱き寄せ、サラサラの髪を梳く。

柔らかくて豊満な胸が、直に当たってきた。

遠慮なく触る。


「もう…バカ陸…」

「仕方ねぇだろ…手が先に動くんだから」

「………」


じとーっと、上目使いで見つめられた。


「……それにしても」

「ん?」

「昨日の杏……凄かったなぁ」

「ギャア゛…!?」


ピシッと杏の体が固まる。