ケータイ小説 野いちご

君の隣~番外編~

天然酔っ払い~修斗~

「私も飲みたい」


「は?お前は弱いからダメ。こっちで十分だろ」


そう言って買い物かごに、りんごジュースを入れる。


久しぶりのオフ。


里穂のアパートに行き、今は夕ご飯の買い出しに来たところ。


そのまま泊まっていく予定だし、しばらく練習も試合もないので酒を飲もうとチューハイを1本かごに入れた。


そしたら酒に弱い里穂が、私も飲みたいなんて言ってきた。


「家だもん、いいでしょ?」


「ダメ。てかこれ炭酸だから。お前、炭酸飲めないだろ?」


「飲めないけど……」


里穂は酒どころか、炭酸すら飲めない。


一口で嫌な顔をするのに、チューハイなんで飲めるわけないし。


「ほら、もう行くぞ。夕ご飯の材料はいいんだろ?」


「……うん」


渋る里穂を連れて、レジに並んだ。

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