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狼彼氏×天然彼女

PART★02
9・キスの理由













◇◆◇◆舜◇◆◇◆





なんで
『なんとなく』
なんて言っちまったんだ…?



空と実紅が教室に2人だけでいたからか?


なんであんなこと言っちまったんだよ…。





実紅は教室から
飛び出してっちゃったし。


泣いてたよな…あれは。




っつーか
じゃあ教室には俺と空しか居ねえってことじゃん―…


最悪―……。



何で寄りによってこいつなんかと2人だけになんなきゃなんねぇんだよ…。








「あーあ…実紅泣いちゃったね」




空がまるで
『舜が泣かせちゃったね』
って言ってるように聞こえた。




「うるせー」



「うるせー?その前に慰めにいかなくていいのー?」





慰めに…?


実紅は空に慰めてもらったほうがいいんじゃねぇの?



本当のこというと
俺が慰めに行きたいけどな。






「……おまえが行かないなら俺行かせてもらうわ」



そう言って教室のドアに向かって歩き出した。






ガシッ─



「…なんだよ」


俺は空の腕を掴んだ。










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