それから、学年全体で試験テストの説明会が開かれた。

教頭の昇がスクリーンを使い
説明を始めた。



だが、誰1人説明を聴いていなかった。














優菜はずっと携帯を開いていた。



送信ボックスには
上から下まで墨田誠の文字でいっぱいだった。


しかも、5分に1度そのメールは送信されていた。












その携帯を横目で
憧は見ていた。