「うわぁ。いよいよっスねぇ」
歩が緊張の面持ちで講堂にある舞台の袖に待機する。
「始業式で挨拶するのは両会長で、あゆちんじゃないじゃん」
緊張で吐きそうになっている歩に愛咲がツッコむ。
「いやぁ、一応おれらも壇上には上がる訳じゃん?」
「上がって紹介してもらうだけじゃない」
ヘタレな歩に呆れて愛咲が溜息をつく。
「オイ、誰か嶋田見なかったか?」
反対側の舞台袖から雄介が耕平の姿が見当たらないと慌ててやってきた。
「いないんですか?」
「さっきトイレ行くって言ってた様な…」
「なにぃぃい?ギリギリんなって何考えてんだアイツ」
歩の情報に雄介が目を三角にする。
「河合、捜してこい!!」
「ハ、ハイぃぃい!」
今の雄介には逆らわない方がいいと本能で感じた歩がダッシュで講堂を出る。
雄介が焦るのも無理はない。
いつ終わるかわからない校長の話が終わり次第生徒会が壇上へ上がる手筈だ。
こうゆうのは初めが肝心。
第一印象が大切だ。
歩が緊張の面持ちで講堂にある舞台の袖に待機する。
「始業式で挨拶するのは両会長で、あゆちんじゃないじゃん」
緊張で吐きそうになっている歩に愛咲がツッコむ。
「いやぁ、一応おれらも壇上には上がる訳じゃん?」
「上がって紹介してもらうだけじゃない」
ヘタレな歩に呆れて愛咲が溜息をつく。
「オイ、誰か嶋田見なかったか?」
反対側の舞台袖から雄介が耕平の姿が見当たらないと慌ててやってきた。
「いないんですか?」
「さっきトイレ行くって言ってた様な…」
「なにぃぃい?ギリギリんなって何考えてんだアイツ」
歩の情報に雄介が目を三角にする。
「河合、捜してこい!!」
「ハ、ハイぃぃい!」
今の雄介には逆らわない方がいいと本能で感じた歩がダッシュで講堂を出る。
雄介が焦るのも無理はない。
いつ終わるかわからない校長の話が終わり次第生徒会が壇上へ上がる手筈だ。
こうゆうのは初めが肝心。
第一印象が大切だ。