朝、外からの声でいつもより30分早く目が覚めた。

聞き覚えのある声と…聞き覚えのない、女の人の声が聞こえてくる。


すぐにあっくんだとわかった。



「…から、お前…は………ねえよ!」


「ある…ん!私は蓮池くんの……だよ」



何か言い争ってる…?

カーテンの隙間から下を覗くと、あっくんの横にいる女の人は明らかに怒ってる。



窓が閉まっててよく聞こえないけど、すぐに女の人があっくんの"彼女"だってわかった。