「光太久しぶりだよね私の部屋へ来たの?」



光太は「ああ。」と言うだけ。



「光太何見てるの?」



「この時計まだ動いているんだな。」



そうそれは7年前佳祐の部屋から、逃げ帰りずっと泣いてた私に光太がくれたものだ。



「うん私大事にしてるよ。」と言うと光太が嬉しそうに笑った。



私はベットに腰掛け光太は椅子に座った。丁度向かい合うように二人は座った。



光太が真剣な顔で私を見つめる。



私はその光太の真剣な眼差しに、答えるかのように話した。



「光太私うまく言えないけど、光太の事好きになりたい。光太がいなかったら、今の私はないから。

佳祐の事は頑張って忘れたい。今すぐには無理かもしれないけど。だからねこんな私たげど、私のそばにいてほしい。」



光太の目から涙が溢れた。


光太ごめん。と言おうとしたら抱き締められた。



そして光太の唇がそっと私の唇に触れた。