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『す〜ばるちゃん!』

『ねぇねぇ、遊ぼ〜?』

あるところに、優しい笑顔の少年がいました。
彼は、天使のような小さな女の子、昴と、自然といつも一緒にいました。

『すばるちゃんの笑顔は天使さまみたいだねっ!!』

彼女に彼は、必ずそう言って笑っていました。

しかし、ある日彼女の元に来た彼は、こう言いました。

『ほんとは、笑ってる顔なんか…大嫌い』

いつもの笑顔とは程遠い、冷たい瞳で彼女にそう告げたのです。

彼に突き放された彼女は、財閥である自分の家の次期後継者として大人達からも、

『あんなか弱そうな子、この大財閥の跡取りになれるのかしら』

『あら。そんなの無理に決まってるわ。アハハハハハッ!!』

いやらしい目で見られ続け、貶された揚げ句、その小さな心に傷を負い、心の歪みを隠しながら…唇を噛み締め生きてきました。

そんな日々は、彼女の【心からの微笑み】を封印してしまったのです。

そのカギを見つけるものは現れるのでしょうか…?

さて、最後に彼女の隣にいるのは、誰なのでしょうか…?

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