――バァン!



その直後、入口で何かものすごい音がしたかと思うと

勢いよく襖がかっ開いて、誰かが部屋の前に入ってきた。


…が、この時すでに
中で騒いでいた生徒は一人もおらず

今は全員布団に潜って息をひそめているからなのか
シーン…、と静まり返っている。



それを見て
誰かのチッ、と大きく舌打ちするような音が跳ね返ってくる中



このときジロリと目をつけられた先の…



不自然にも二つ分
大きく膨らんだように見える布団の下で



わたしは、たった今
すぐ目の前で起こっている現実を、ただただ受け止められずにいた。