KAREN SIDE



大森先生とわかれてから、

次の日。





日曜の朝だから、

ゆっくり寝てられると

思ったのに。









♪〜



時計を見ると8時。



携帯にかかってきた

その電話で

私は目覚めた。






誰からかかってきたのかも

確認せずに

通話ボタンをおす。










『…もしもし』



『あっ、かれーん!!』





『…美咲??』






すごく

テンションの高そうな

美咲の声がする。








『ごめーん!!

起こしたぁ??』






『…いや、大丈夫…』






『あのねー!!

聞いて!?

昨日先帰っちゃってごめんだったんだけど…』







昨日?

…ぁぁ

塾から帰るときの話か。












『私

優とやっちゃったのっ!!』






『…優?

やっちゃった?』








まだ頭が回転していない。







『だぁかぁらぁ、

川田先生と

Hしちゃったの!』





『はぁっ!?』





その一言で

私は一気に

飛び起きた。