翔を見つけ出したその日、朝まで翔の側で過ごした。



裕也、たける、堅は翔の言葉や表情から気持ちを汲み取り、誰もがその場から動けなかった。



時折、沈黙が彼らを包み、翔の鼻をすする音と寄せては返す波の音だけが響いた。