ケータイ小説 野いちご

いちごの恋~恋した相手は先生~

第1章【一期一会】


穏やかなクラシック音楽が流れる店内。

見慣れない観葉植物が並んでいる喫茶店。


「新垣先生…一期一会ってどういう意味?」


部活の遠征の帰り道、ケーキをごちそうしてくれた先生に質問した。


陸上部の顧問、新垣和人。




陸上部に入部して、厳しくて時々優しい新垣先生に憧れてた。


でも…


それは みんなと同じ。


新垣先生は、みんなの人気者。



いちごのショートケーキなんて頼んでる新垣先生がとてもかわいく思えた。


美味しそうに食べる横顔。



「ん?いちご??沢渡、いちご欲しいの?」


新垣先生は


大きないちごを私の口へ…




甘酸っぱいいちご。



その時、気付いてしまったんだ。



『好き』…って気持ちに。





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