(優介君が来る・・・)


あたしの心臓は猛スピードで鼓動を刻んでいた。




ピーンポーン


チャイムが鳴る。



お母さんに出られたら・・・。


(ヤバイっ!!)


「あたし出るー!」


そう言ってあたしは大急ぎで階段を駆け下りて玄関の前に立った。



ハァー。
フゥー。


(よしっ!!!)




ガチャッ



「よっ☆」


あたしの目の前には笑顔の優介君がいた。