酔っ払って聞き出した事を忘れてしまったと思いきや、
さすがはてぃーだ…内容を携帯の中にしっかり保存していた。


シチロー
「次の日曜日に六本木ヒルズか
…もし実行されたら、被害は甚大だな…」



一方、『尊南アルカイナ』では…


黒崎
「ボス♪
いよいよ今度の日曜日ですね♪」


羽毛田
「テロの方は計画通りにやるとして、
その前にあのシチローの野郎を痛めつけなきゃ気が済まねえ!
奴の居所は掴めねえもんかな…」


羽毛田は、この間の事をまだ根に持っていた。


黒崎
「ん?『シチロー』って言えば…
さっき新聞のチラシにそんな名前があったような…」


羽毛田
「何!ホントか?」


羽毛田は、テーブルにあった新聞のチラシを乱暴に掴み取って、シチローの名を探した。


羽毛田
「あった!」




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羽毛田
「まるで通販の
『不思議ペンダント』じゃねぇかよ…」