「どうぞ、はいって」 久しぶりに見る 生徒や 制服や 先生や 教室 転校生として あたしはその扉を 開けた。 ガラッ 「女の子だ-」 「ちょっと可愛くね?」 「自己紹介を」 「あ、 倉川由里です。 少しの間ですが よろしくお願いします。」