「…」

スミレ色の月をガラス越し
以外からは始めてみた

「さぁ…どうする?」

元の世界に戻りたいなんて
願わないし、
この城にずっと居たいだなんて
思わない、
ただ、自由になりたいの。

パカンパカンッ
パカンパカンッ

「死の騎士…
私を殺しにくるのね…」

死んでも構わない、

けど―――――…

最後に見たいの、
見たいものがあるの。
だからそれまでは
死ねないの。