その後はとにかく、いいことがなかった!

三浦くんに構っていたせいで遅刻して課長に怒鳴られる。

私と三浦くんが会議室に入ったところを誰かが見ていたのか、また噂が大きくなる。

とにかく、最低最悪だった!

これも全部、三浦くんのせいよ!

もう絶対に関わらない!

あんなヤツのせいで私がこんな目にあうんだから!


「どっかにいい男落ちてないかなー?」

真希の声でハッと我に返った。

本日の仕事を終え、更衣室で着替えをしながら雑談をしているところを思い出した。

「そこら辺に落ちてたら誰だって苦労しないわよ」

私はため息混じりに言った。