AM8:13 聖のマンションへ到着。 来客用の駐車場で待っていると2分後に聖は現れた。 寝起きが悪かったのか不機嫌そうな顔をしている。 「おはようございます」 車から出て礼をしながら挨拶をしてみるが、返ってくる挨拶は重たいものだった。 「……はよう」 こういう時のために、秘書である私が聖の運転手も務めているのだ。