―ピピピピピピピピピ けたたましい目覚まし時計の音に、今日も起こされる。 時刻は八時…いつもと変わらない時間だ。 ただ違うのは、うちに家族が一人増えたという事――。 「ニャーッ」 「分かってるって……」 中々目覚ましを止めない俺に呆れたのか、新しい家族が俺を起こしに来る。 いや――エサが欲しいだけかもしれない。