涼太、楽兄のこと知ってるの?





「お前…鈴宮っていったっけ?俺のこと知ってんの?」



「えぇ。親の仕事上」




親の仕事?


ますますハテナが増える。





「とにかく!奏とどういう関…」
「なにしているの?楽」



楽兄がまた涼太に何かを言おうとしたら、違う声が遮った。





「お、お母さん…」



「あら?奏、帰ってきてたの?」


玄関から首を傾げたお母さんが出てきた。




「何してるの?・・・・あっ、涼太くんじゃない!」


涼太の顔見るほほ笑み、涼太の近くに行った。





「こんばんは、詩乃さん」


涼太もお母さんを見て、笑う。





えっ?えぇっ??


あまりにもわからないことが多い。