あれからよく覚えてないけど
気づいたらベッドの上で寝ていて朝になっていた。



「うそっ…!もう朝になったの!?」



私は飛び起きて急いで着替えた。



鏡を覗き込むと目は腫れていない。



「よかった…」



不幸中の幸いかな。





それにしても、あいつは何者なんだろう?

過去の私を知っていた。

・・
あれに関する写真などのデータは全部、消去したのに…


どうして私のことを…?




「奏~、遅刻するわよ」



「はーい」


お母さんに呼ばれて私は学校に行った。