―――ガタン


振り返ると遊が居た。


「遊~~やっと来た!!」


私は遊の方を見ながら手招きをした。


「あれ?俺先約なんだけど…良いですか?」


そう言いながら、遊は私の肩に手を回した。



えっ?!?!?!



なに?勉強会でしょ?!
横で遊から殺気を感じるんですが。



気のせいかな?


「いや……勉強を…」


私が理由を言おうとししたら、


「図書館でハメはずし過ぎるなよ。」



なんて……



「先生だって、人の事言えないじゃん」

先生は後ろ向きのまま、右手だけ上げ去っていった。



な…なによ!!!



ってか、別に先生にどう思われたって関係無いんだから。

私は、遊の手を引っ張って向かい合わせに座った。