俺は、李衣を迎えに行った。

どこへ行っても騒がれる(泣)

教室を見つけ、

「李衣?迎えにきたよ?」

李衣を呼んだ。

間抜けな顔をする李衣に、はやくこいと目で合図。

すると、さっさとやってきた。


そして、廊下を歩いていると、

「ねぇ…あなたなにもの?」

いきなり聞きたいことを尋ねる李衣。
…確かに、俺のこと知らないんじゃぁ、しょうがねぇな。

「ん?別に?普通の高校2年生」

だか、コイツらに俺のプライベートをさらすわけには…

今、廊下の両サイドには女達の列がある。

キャーキャーキャーキャーうるせぇ〜

「誰あの子」

「図々しい」

「離れろっつの」

悪口かよ。小せぇ奴ら。

俺達は、校門を出た。

「おい李衣。おせぇぞ」

俺がそういうと、完璧無視する李衣。