俺が校門近くの裏庭に入ると、大声が聞こえた。

誰だ…?

近くにいくと、女だとわかった。

俺は、そいつに『どうしたの?』と尋ねた。

顔をあげた女を見て、驚いた。

コイツ…かなり可愛い。

パッチリな瞳に、小顔。髪は透き通ってて、栗色…絹みたいだ。

コイツが…麻咲李衣??

いい…こいつはいいや。

俺は、コイツの顔…麻咲李衣の顔を見た瞬間、女を巻くための女をコイツに決めた。

なんかしんねぇけど、無性にキスしたくなって、キスした。

俺は満足して、コイツを俺の女にするために、脅した。

「麻咲李衣。俺の彼女になれ。いや、ならねぇと犯すぞ」

麻咲李衣は呆れ顔。

なんだコイツ…学校の王子に告白されてんだぞ?

…脅しだけど。