白湯とは、一度沸騰させたお湯を人肌まで冷ましたものだ。

決して水をまぜて冷ましてはいけない。

昔から、産まれてすぐの赤ちゃんの時からお風呂あがりに白湯を与えるという習慣があるそうだ。


しかし赤ちゃんは、基本的に母乳のみで十分に栄養が足りていて、赤ちゃん用のスポーツドリンクや麦茶などが販売されているが、白湯も含めて特に与えないでよいと産婦人科医師の意見だった。


なんとなく母の意見が気になった私は、お風呂あがりに白湯を毎日あげることにしていた。

お腹がふくれて母乳を飲まなくなる恐れがあるので、50ミリ程度だ。

医師の言葉から与える事に迷いはあったが、実際良いこともあった。

お風呂での赤ちゃんはとても大人しく、本当に気持ちよさそうにしているのだが、お風呂から出た途端にギャーギャーと泣き叫び服を着せるのも一苦労だった。
そんな時に、とりあえず白湯を与えると勢いよく吸い付き、気持ちも落ち着くようにもみえた。
哺乳瓶を固定し、飲んでいる間にローションをぬったりオムツをつけて服を着せたり、泣いていなくてもかなりの手間がかかる作業だ。

そして、あらためて飲みたいだけ母乳を飲ませて眠る、しばらく続けているとそんなリズムが赤ちゃんにも理解できているようにも見えた。


母乳特有の哺乳瓶を赤ちゃんが嫌がって困るということもなかったので、おしゃぶりなどもスムーズに使うことができ、とても助かったということがあった。


どの赤ちゃんにも通じることではないが、二人目を授かることがあればまた飲ませてみようと思う。