ある日の事。


「バン。
一緒に食事でもいかかが?」


俺の部屋に入ってきたのは、
義母のヨーサーだった。


「一緒に?」


「ええ。
貴方とは血が繋がって
いなくとも息子ですもの。」


嫌味に言ってくる
この女はいつも俺を除け者に
扱ってきたくせに、
何故一緒に食事と思った。


「お断りします。」


「何ですって!!
この妃に立てでもつくのですか?
貴方は亡き国王の息子。
血が繋がっていなくても、
私に逆らうのですか!!」


「いいえ。
逆らってはいません。
食べたくないからです。」


俺は冷たくあしらうと、
彼女は呆れた顔をしていた。