せっかくお弁当作ったのに


可愛い格好したのに


今日…来なきゃ良かった


日向さん、私なんて誘わないで1人でくれば良かったのに


私1人車の中に置き去りで、日向さんは女性に囲まれて


も…やだ…帰りたい…


ガチャ…


運転席のドアが開いた


「姫!ごめんね」


「………」


「姫?怒ってる?」


日向さんは私の顔を覗き込む


私は両手を握りしめて思っていることを聞いた


「な、何してたんですか?」