どうしてと問うこともなく



怒って殴るでもなく



行かないでとすがることもなく


さよならと笑うこともない



愛していたと泣くことすらしない



ただ静かにおれを見つめる





いつも冷静な君に

ほんの少しだけ

動揺を期待した


おれはやっぱり子供だったみたいだ