東京某所。

この街では、夜の12時を過ぎてもネオンが煌々と輝き
若者や酩酊者があちこちに見られる。

深夜に一人で出歩いていても
それ程珍しい事ではない。

夜型の魔女、イシュにとって、それはとっても好都合だった。


夜も深まった頃。
イシュは今日も近所のコンビニに行くために、マンション1階まで降りてきた。

するとマンション入り口にある2~3段程の階段の所に、イシュのストーカー
“アビー”が座っていた。