「痛てっ…」


頭に痛みが走った。

石が当たったのだと、足元に転がった小さな石を見て思った。


何処からかクスクスと女の忍び笑いと
自分と同じ子供たちの楽しげな声が聞こえてきた。


「よし!あいつの頭に当たったぞ♪
俺は十点だ!」