私…

どうしたんだろう。


さっきから、やっぱりおかしい。

だって…

俊介くんに触れた右手が熱いの。


ずっと熱を持ったまま冷めてくれない。


私…ヤバイかもね。


俊介の手が…温もりが…緩い笑顔が…


私の胸の奥をきゅんと締め付ける。




”スキ”




この言葉が頭をかすめた。