「百合さん、マシャと付き合ってるの?」


「えぇっどうして…」



久美子は百合の自宅マンションに遊びに来ていた。



「この前の土曜日に司馬チャンと偶然入った喫茶店で2人を見掛けちゃって」


「あの時、久美子ちゃん達も来てたんだ」


「うん。で、マシャとは?」


「あれはただお茶してただけで私と萩原先生は付き合ってないよ」


「ホントぉ?」


「うん」


「でも何か百合さん達、いい感じだったよ。相手がマシャだったのは驚いたけど」


「……」


「百合さん?」


「あ…」


「どうかしたの?」