数日後。休憩中で雅也がたまたま病院の中庭に出ていた時
久美子が現れて、ある事を報告しに来たのだ。二人は噴水近くのベンチに座り話していた。



「おい、今何て言った?」


「だーかーらー南崎高校の男の子と付き合う事にしたって言ったんだよ」


「何で、そーなるんだよ」


「何でって彼に付き合って欲しいって言われたから」


「マジかよ」


「だから久美ちゃんは今とっても幸せこの幸せマシャにも、わけてあげようか?」


「いらねーよ。んなもん」


「そう…そうだよね。この幸せをあげちゃったら今の幸せが、どこかに飛んでいっちゃうかもしれないね」


「バカ」


「ばっバカって何よ!?」