「やっとついたけど、暑い」
森を抜けたディアス達が待ち受けていたのは
灼熱の砂漠だった
「なんで、こんなに暑いの?さっきまでは涼しかったのに」
赤ずきんが文句を言ってると
「仕方ないですよ、さっきまでは木が日陰を作ってくれていたのだから」
氷菜が赤ずきんの文句に答えた
「そうだけど、暑すぎる」
氷菜は微笑み
「そんなに暑いのなら、私が冷やしてあげましょうか」
「大丈夫です、すみません」
「それならいいのですが」
「二人共なにしてるの?行っちゃうよ」
「今行きます」
「こちら<砂の砦>のミイナ、ターゲットが結界の中へと入りました」
「了解、そのまま続けて監視せよ、例の場所にターゲットがきたら、攻撃を許可する」
「了解しました」
-十数分後-
「アジトらしいものどこにもないね」
「そうね、ないわね」
「ないのは、当たり前です、あなた達はディング様が張った結界の中に閉じ込められているのだから」
「誰?」
ディアス達は、周りを見回した
「どこを見てるのですか?」
砂の中から三人の少女が現れた
「あなた達は?」
「私達は<砂の旅団>特攻部隊<砂の砦>が1人<蠍のカムス>です」
「私は<砂の砦>の<砂獣使いのレミ>ちゃんだよ」
「私は<砂の砦>の隊長の<護り砂のミイナ>です、ここから出たければ、私達を倒すか、自力で結界を解いて下さい」
「まぁそんなことは私達がさせないんだけどね、出てきて<砂鬼>ちゃん達」
ディアス達の周りの砂の中からハンマーを持った鬼達が現れた
「潰しちゃって、<砂鬼>ちゃん達」
砂鬼達は襲いかかった
ドーン
砂煙がディアス達を覆った
「もう、砂煙で見えないよ」
砂煙が収まってくると
黒色の直径2m程のドーム状の物体が現れた
「なにあれ?」