「えっ?今日、先生いるの?」
『うん……』
お昼前に麗華が娘の寧々ちゃんを連れて遊びに来てくれた。
リビングで寧々ちゃんを遊ばせながら、私たちはダイニングテーブルに向かい合わせに座り、お茶を飲みながら話をしていた。
麗華は中学の時の同級生。
彼女とはいろんなことがあった。
私は中学の時は麗華のことが大嫌いだった。
麗華も私のことが大嫌いだったと思う。
でも中学を卒業して、5年経った時、麗華と再会した。
その時、いろいろ話をして、今では親友くらいの仲になった。
麗華は高校を卒業して、すぐ結婚して、寧々ちゃんという女の子のママ。
私と麗華が再会した時、1歳だった寧々ちゃんも今は4歳。
麗華に似て可愛い寧々ちゃん。
でも寧々ちゃんは私と同じ障害を持っている。